この記事で理解できる事
- CLIP STUDIOの基本的な使い方が解る
- 線画の描き方と色塗りの使い方が解かる
CLIP STUDIO PAINT をこれから始める人で、クリップスタジオの基本的な使い方を知りたい人もいると思います。
そこで私が普段イラストを描いている方法で、クリップスタジオの使い方を解説します。
この記事を読めば クリップスタジオの基本的な使い方や、線画や色の塗り方の方法が解ります。
誰でも簡単に理解できるので、是非読んでください。
クリップスタジオを使用したイラストメイキング
こちらがクリップスタジオを使用したイラストメイキングの動画です。
鬼滅の刃の猗窩座(あかざ)というキャラクターを女体化させたイラストメイキングです。
クリップスタジオの基本操作
上の画像はクリップスタジオを最初に立ち上げた時の画面になります。
画面左上のファイルから新規作成を選び、設定画面に移りましょう。
用紙の設定
用紙の設定は、クリップスタジオを使う上で最初の設定になります。
- 作品の用途は今回はイラストの描き方ので、一番左のイラストを選択する
- ファイル名はイラスのファイルを名を任意で決める
- プリセットはカスタムを選択する
- 解像度は144~350内を選択する。クオリティーの高いイラストを描くならそれ以上を選択する。
- 基本表現色はカラーを選択する
クリップスタジオの線画の方法
クリップスタジオで線画をするために以下の工程に沿って解説します。
- ラスターレイヤーを下書きに変更
- 鉛筆ツールからペンを選択
- ペン入れレイヤーを作る
- ペンツールからペンを選択する
ラスターレイヤーを下書きに変更
下書きを始める前に最初に、①のラスターレイヤーの名前を下書きに変更します。
クリップスタジオはいくつものレイヤーを重ねてイラストを描きます。
レイヤーの数が増えれば、どのレイヤーで描いていたのか解らなくなるためレイヤー名を入れましょう。
鉛筆ツールからペンを選択
下書きを描くのに②から任意のペンを選択します。
下書きにはいくつもの種類のペンがありますが、私はシャーペンを使用しています。
描いてみた感じで、描きやすい任意のペンを選択してください。
下書きは青色で描く
ペンの色は、私は青色を選択します。
青色だとペン入れする時に、黒色より差別化出来て、見やすいからです。
ペン入れレイヤーを作る
下書きと同様に、ラスターレイヤーにペン入れレイヤーを作ります。
新規のラスターレイヤーを追加するには、上の画像の①の矢印の先にある新規ラスターレイヤーをクリックすれば追加されます。
そして追加されたら名前を変更しましょう。
ペンツールからペンを選択する
ペン入れをするのに上の画像の②のペンツールから任意のペンを選択します。
主線はGペンで、髪や繊細な部分は、丸ペンを使用するのが一般的です。
私はペン入れをする時には、Gペンしか使用しません。
ペンの力加減だけで、強弱のある線をひける事が出来るからです。
クリップスタジオの色の塗り方
クリップスタジオの色の塗り方を以下の工程に沿って解説します。
- 色を塗る前に新規ラスターレイヤーで複数のレイヤーを作成する
- 追加カラーセットの使い方
- 塗り潰しの設定をする
- 透明ピクセルを選択してレイヤーをロックする
- 近似色で影を塗る
- 似色で光を入れる
色を塗る前に新規ラスターレイヤーで複数のレイヤーを作成する
色を塗る前に新規ラスターレイヤーで、パーツごとに複数のレイヤーを作成します。
矢印の新規ラスターレイヤーをクリックすれば、ラスターレイヤーが追加されます。
レイヤーを分けずに1つのレイヤーにまとめてしまうと、後で重ね塗りをする際に、パーツ同士が反映されて上手く重ね塗りをすることが出来なくなります。
例えば、髪と顔を同じレイヤーで塗ると、顔に影入れる時に境界部分の髪にまで色が反映するからです。
顔の影の色が髪まで塗らない為にも、境界を設ける必要があるので、パーツごとにレイヤーを作成しましょう。
追加カラーセットの使い方
追加のカラーセットから、任意の色を選びましょう。
色が決まったら矢印の塗りつぶしツールを選択して、イラストのパーツをクリックすれば色を塗る事が出来ます。
色を塗る時の注意点は、例えばスカートの色を塗る時は、スカートのレイヤーを選択して下さい。
私も気づかずレイヤーを分けずに塗る事がありますが、色の境界を分ける事が出来なくなります。
塗り潰しの設定をする
- 他のレイヤーを参照にする
- 選択領域 選択領域を0~10にする (数字を高くするとシワまでベタ塗になる)
透明ピクセルを選択してレイヤーをロックする
下塗りが終わったら、透明ピクセルを選択してレイヤーをロックします。
レイヤーをロックする事により、境界が生まれて、パーツごとに塗る事が出来ます。
近似色で影を塗る
影を塗る時は近似色を選択して塗るようにしましょう。
例えば、肌色を塗る時は、肌色で使った色の濃い近似色を選択して塗ります。
近似色で塗る事により、自然な形で色を塗る事が出来ます。
近似色を選択して、ペンで影の部分を塗るようにしましょう。 下が画像は、各近似色に分けて影を塗ったイラストになります。
近似色で光を入れる
近似色で影を塗ったイラストでもクオリティーの高いイラストになりますが、近似色で光のを入れる事により、更にクオリティーの高いイラストになります。
例えば、光を入れるポイントは、光の差し込む位置をイメージして、イラストの端の部分に光を入れると効果的に見せる事ができます。
ファイルを保存する
イラストが完成したらファイルに保存します。
保存方法は基本的に2種類あり、「保存」と「複製を保存」があります。 その2種類について解説します。
作業環境を保存する方法
ファイルをクリックして「保存」を選択するとレイヤー情報を保持した状態で保存されます。 イラストを手直しする時の為に、作業間環境をそのまま保持する意味合いになります。
イラストのみを保存する複製を保存の方法
イラストだけを保存したい時は「複製を保存」を選択すれば、イラストのみが保存されます。
まとめ
クリップスタジオの基本操作と線画と塗り方を解説しました。
この記事を読んで、基本的な操作方法は理解できたと思います。
クリップスタジオはデジタルイラストを描くうえで、一番売れている商品です。
操作方法も多くのサイトで紹介してるので、途中で挫折することはありません。
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