この記事で解かるポイント
・床が沈み抜けそうな原因
・床の沈みや揺れを直す方法
家の2階の床を歩くと床が沈み抜けそうになった経験をした人いると思います。
この記事では床の沈みや揺れ等を直す方法が書かれています。
この記事を読めば直す方法が解ります。
誰でも簡単に理解できるように書かれているので是非読んでください。
2階の床の構造
床の構造は上の図のように土台の四隅には火打ちをいれ、大引きの上に根太を配置して、その上にフローリングを乗せる構造です。
床が沈む原因
床の沈みや揺れの原因は以下の2つです。
- 土台の四隅に火打ちが無い
- 根太の本数が少ない
土台の四隅に火打ちが無い
火打ちとは上の図のように土台の四隅に斜めに入れる土台にあたります。
四隅に火打ちを入れる事で土台がより強く固定されて、揺れに強い部屋になります。
根太の本数が少ない
根太とはフローリングの下にひく土台です。
根太を置く幅は規格では30㎝程です。
根太の本数が少なかったり、根太が固定されていないと床が沈む原因になります。
床の沈みやミシミシを直す手順
- 床を丸鋸で剥がす
- 火打ちを入れる
- 根太を入れる
- 合板を貼り付ける
- 合板の隙間にアースタックを入れる
- フローリング材のデコウッドを貼る
- 巾木を入れる
床を丸鋸で剥がす
床を剥がす3つのポイントは以下の通りです。
- 丸鋸の深さを1.2㎝~1.5㎝に設定する
- 床の端から少しずつ剥がす
丸鋸の深さを1.2㎝~1.5㎝に設定する
丸鋸で切る深さを1.2センチ~1.5センチに設定して切れば、床の下に引いてある根太や大引きを切断すことなく切る事が出来ます。
私がおすすめする丸鋸はマキタの電気マルノコ 165mm M565 です。
マキタの電気マルノコ 165mm M565のおすすめするポイントは以下の通りです。
- 165mmにしては軽く、片手で普通に持ててdiyで最初に使うのなら一番おすすめ
- 切削能力が高く切断面が綺麗
- 切断時の音が比較的静かで、使い勝手が良い
床の端から少しずつ剥がす
床の端から少しずつ剥がしていきましょう。
床を広い範囲で剥がしていくと床が落ちる危険があります。
床を少しずつ剥がす過程で、根太や大引きの位置を確認しながら剥がす事で、床が落ちる危険が減り安全な作業が出来ます。
火打ちを入れる
床を少しずつ剥がしていく際に火打ちを入れます。
1階の天井に穴が開かないように気を付けて作業しましょう。
根太を入れる
床を剥がしていく過程で根太が足りない箇所は根太を入れていきましょう。
根太の幅は規格では30㎝程ですが現場では45㎝の幅でした。
合板を貼り付ける
根太を入れて下地が済んだ土台には合板を乗せます。
合板を貼り付けるポイントは以下の2つです。
合板の四隅を大引きや根太の上に必ず乗るように配置する
合板の四隅を大引きや根太で固定する
合板の四隅を大引きや根太の上に必ず乗るように配置する
合板を乗せるポイントは合板の四隅を根太や大引きの上に必ず乗るように配置しましょう。
合板の四隅に根太や大引きを乗せないで配置すると、合板の端に遊びが出来てしまい床の沈みや揺れに繋がります。
合板の四隅を大引きや根太で固定する
上の写真のように合板の四隅を大引きや根太に合わせてビスで固定します。
大引きや根太に合わせて固定しなければ、床が沈み揺れます。
少しずつ床を剥がしながら土台を作り合板を乗せる作業を繰り返す事により、安全な足場が少しずつ増えていきます。
合板の隙間にアースタックを入れる
合板と合板の間に隙間や段差を埋めるためにアースっタックを入れます。
アースタックは万能補修材で、現場の補修で作業で活用されています。
アースタックのおススメ記事
【簡単DIY】ヤヨイのアースタックの使い方と使用する道具を解説
フローリング材のデコウッドを貼る
下地が完成したフローリング材のデコウッドを貼ります。
デコウッドは塩ビの木質系のタイルです。
色々なフローリング材を研究しましたがデコウッドが一番優れているため選びました。
優れているポイントは5つです
- 間違って貼っても早い段階なら剥がす事が出来る
- カッターで簡単に切る事が出来る
- 重さが0.5㎏と軽いので家に負担が少なく済む
- 温度差で伸び縮む事はない
- 強度があり見た目が美しい
デコウッドのおススメ記事
【カインズ】デコウッドの貼り方【簡単DIYで床をホワイトベージュにする】
巾木を入れる
巾木(はばき)とは壁と床の隙間を埋める家材です。
巾木を入れる事により、隙間風や虫やホコリの侵入を防ぐ効果があります。
まとめ
床が沈み揺れる2階の直し方を解説しました。
前回床を剥がして根太を入れた経験もあるので、軽い気持ちでリフォーム出来ました。
その記事がこちらです。
古い家の2階の廊下の床鳴りや軋みを直す方法【簡単diyリフォーム】
ぜひ精読してくださいね。
この記事が読者様の役に立てば幸いです。