このブログはこんな人におすすめ!
- 鬼滅の刃が好きな人
- 無限城を見に行った人
- 兄妹のユニークな会話劇を見たい人
登場人物

ヒカル:元気と勢いで突き進むポジティブ兄。
アン:雑学豊富で優しいツンデレ妹。お兄ちゃん呼び。
レオ:要所だけしゃべる天才猫。
出発前に無限城の話で盛り上がる兄妹
(朝、リビング)
ヒカル「アン!今日は歴史的日だ!無限城編だぞ!」
アン「朝から無限城って叫ぶと近所の人に怪しまれるよ」
ヒカル「俺の心はもう“無限城”に迷い込んでるんだよ!」
アン「つまり、方向感覚ゼロってこと?」
ヒカル「違う!今日は“猗窩座再来”…あの男がまたスクリーンに現れるんだぞ!」
レオ(窓辺で)「上映時間は120分。前半は集中力を保ち、後半は心を燃やす構えだ」
アン「レオの方がよっぽど鬼殺隊っぽい」
ヒカル「俺だって…猪突猛進の呼吸、壱ノ型だ!」
アン「はいはい、今回は静かに突進しようね」
映画館ロビーで猗窩座のアクリルスタンドを買う兄
ヒカル「うわ…ポスターが無限城の中みたいだ!」
アン「柱たち全員集合のやつね」
ヒカル「テンション爆上がり!俺、ポスターの前でポーズ取って写真撮りたい」
アン「やめときなよ…前回それで後ろの人にぶつかったでしょ」
(グッズコーナー)
ヒカル「猗窩座のアクリルスタンドだ!」
アン「買うの?」
ヒカル「もちろん。俺の部屋の守り神にする」
アン「守ってくれるの鬼ってどうなの」
原作を知ってるのになぜ鬼滅の刃 無限城編を見に行くのか?
ヒカル「…なぁアン。冷静に考えたらさ、原作で全部読んだのに、なんで俺たち映画館に並んでんだ?」
アン「それはね、お兄ちゃん。人は知ってる結末でも“体感したい”生き物だから」
ヒカル「つまり?俺は物語じゃなくて…“爆音と映像”を味わいに来たってこと?」
アン「半分正解。あとの半分は“感情共有”よ。ネットじゃなくて、その場で同じシーンに心が動く集団体験」
ヒカル「文化祭の合唱で、知ってる歌なのに妙に泣けるあれか!」
アン「そう。それに、原作にはない“間”や“表情”の演出もあるでしょ。漫画は想像、アニメは没入」
ヒカル「確かに…猗窩座のあのセリフ、紙だと“かっこいい”くらいだったけど、声優さんとBGMで“鳥肌”になった」
アン「あと、映画館は大スクリーンで推しを崇拝する神殿みたいなもの。推し活の礼拝堂」
ヒカル「俺、猗窩座にお布施してるのか…」
(ポスターを見上げる)
ヒカル「でも結末知ってても…今の俺、ワクワク指数が原作初見の時と同じくらいだ」
アン「だから言ったでしょ。“物語は終わっても、体験は何度でも新しくできる”って」
(開場アナウンスが流れる)
ヒカル「よし、今回も“推し供養”の時間だな!」
アン「供養じゃない、讃美よ」
興行収入の呼吸
(売店横、上映までの待ち時間)
ヒカル「アン…知ってるか?無限列車編は国内で興行収入400億円超えたんだぞ」
アン「うん、日本映画史でダントツ1位だったやつね」
ヒカル「じゃあ無限城編はどうなると思う?」
アン「ファンはみんな絶対観に来るし、しかも今回は普通の上映だけじゃなくてIMAXとか4DXとか、ちょっと高い席が多いの」
ヒカル「つまり?」
アン「同じ人数でも、チケット代が高い分、売上が増えるってこと」
ヒカル「なるほど!つまり俺が奮発してIMAXにすれば…日本経済に貢献できる!」
アン「うん…でもその前にお兄ちゃんの財布が経済破綻しそう」
レオ(足元から)「破綻確率…78%」
ヒカル「お前、確率の呼吸まで使えるのか」
無限城編 上映開始(ネタバレなし)
(館内)
ヒカル(小声)「おお…始まった…!」
アン(小声)「映像が綺麗すぎて現実じゃないみたい」
(無限城の映像演出)
ヒカル「天井ひっくり返る感じ、リアルすぎ…」
アン「これ3Dで見たら酔うやつ」
(猗窩座登場シーン)
ヒカル「き…来た…!」
アン「お兄ちゃん、手握るのやめて」
ヒカル「力入っちゃって…!いやぁ…この迫力…」
(戦闘シーン)
アン(心の中)「作画どうなってんの…」
ヒカル(心の中)「強すぎだろ…」
(泣ける場面)
ヒカル(小声)「…ぐっ…」
アン「泣くの早いって」
ヒカル「猗窩座の過去を思い出すと…」
アン「映画中に語り始めないで」
鬼滅の刃 無限城を見に行った兄妹のエンディングトーク
(暗転)
ヒカル「…やばい、魂が燃え尽きた…」
アン「語彙力が“やばい”しかない」
ヒカル「俺の感情は今、柱稽古編前夜の炭治郎みたいに熱い…」
アン「説明がマニアックすぎる」
ヒカル「アン!今日の感想戦は駅前のカフェでやるぞ!」
アン「その前にポスターの写真撮りたいんでしょ」
ヒカル「もちろん!猗窩座の立ち位置で」
アン「なんで鬼ポジション狙うの」
(グッズ売り場に再び)
ヒカル「…の限定キーホルダー、最後の一個だ!」
アン「もう財布の紐が無限城になってる
ヒカル「俺、もし無限城に入ったら真っ先に迷子になる自信ある」
アン「そこは自信持たなくていい」
ヒカル「でも猗窩座みたいに武術極めてみたいな」
アン「お兄ちゃんの武術って、ポップコーン掴むスピードのこと?」
ヒカル「アンは絶対しのぶさんタイプだよな」
アン「前も言ったけど優しくないよ」
ヒカル「ツンの奥にデレあるだろ」
アン「それをバラすのは柱稽古の呼吸・弐ノ型」
ヒカル「ふぅ〜、全集中・満足の呼吸」
アン「その呼吸、一日一回まで」
レオ(廊下)「次はIMAXで観るのだろう?」
ヒカル「いいな!音の呼吸・壱ノ型で鼓膜を揺らす!」
アン「耳が先に限界迎えるやつ」
ヒカル「人生、心を燃やせば何度でも無限城に行ける!」
アン「…その城、方向音痴だと二度と出られないけどね」
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