パソコンを買う時に、どんなスペックのパソコンを買えば良いか解らない人もいると思います。
表計算や事務的な作業が目的な人・イラストや動画編集を目的にする人などそれぞれです。
そこで、この記事ではパソコン選びの基礎知識と、パソコンメーカーのIntelとAMDのスペックを比較について書かれています。
この記事を読めば、自分がどのパソコンを買えば良いか解ります。
誰でも簡単に理解できるよう書かれているのでぜひ読んでください。
パソコンの基礎知識
自分に合ったパソコンを買う時に確認する項目は、パソコンのスペックです。
スペックによって、選ぶパソコンが変わるので、スペックを確認しましょう。
スペックで確認する項目は以下の4つです。
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- グラフィックボード
それぞれ説明します!
CPU
CPUは人間で例えると「脳みそ」にあたります。
脳みその性能が良ければ良いほど全体の処理速度が速くなります。
CPUの性能が高いと編集ソフトの動作もスムーズに行う事が出来ます。
性能 |
intel | AMD | 作業内容 |
超高性能 |
Core i9 | Ryzen 9 | VRや4Kや3DCG等の負荷の高い作業にも活躍 |
高性能 | Core i7 | Ryzen 7 | 容量の大きい複数のソフトを同時に起動 |
最低限必要な性能 | Core i5 | Ryzen 5 | 動画編集・オンラインゲーム |
低性能 | Core i3 | Ryzen 3 | Web閲覧・office作業 |
「Core」「Ryzen」とはブランド名を示し「i9」「9」とは性能のランクで数値が高いほど性能も高くなります。
一般的な事務作業や動画の視聴が目的ならCore3で十分です。
YouTubeや2Kの映像などの動画編集がメインであれば、最低限Core5以上のスペックのCPUを用意する必要があります。
2Kの画質よりも高画質な動画を編集するならCore i7以上のCPUが理想です。
更に上のCore i9は、プロ向けの動画編集にも対応できる能力で、VRや3DCG等の製作や4Kの映像を編集するのに向いたCPUです。
intelとAMDの特徴
intelとAMDの特徴を下記の表を元に示します。
- スレッド性能
- 価格
- GPU内蔵
- 知名度
特徴 | intel | AMD |
スレッド性能 | 良い | 最良 |
価格 | 安い | 高い |
GPU内蔵 | 有る | 大体有る |
知名度 | 高い | 低い |
スレッド性能とコア数
スレッド性能とはコア数(頭脳)とスレッド数(テーブル)で表します 。
1つの頭脳に対して複数のテーブルで同時に処理できる事を示します。
例えば8コア 16スレッドと表記されていれば、8人の人間に対してテーブルが16個用意してある事を意味します。
数値が高いほど作業の効率化が優れ、処理速度が上がります。
価格
価格は常に変動があり、2021年上半期では同列のブランドを比較するとAMDの方が高額で、Intelの方がコストパフォーマンスに優れています。
GPU内蔵
2021年以降からAMDにもGPUが内蔵され始めました。
アニメーションや動画編集の作成を目的としてない場合はGPUは特に気にする必要はありません。
AMDとintel知名度
業界全体を見るとAMDに比べて、intelのCPU搭載のパソコン方がシェアが大きく知名度が高いです。
ほとんどの動画編集ソフトもintelのCoreシリーズをメインに設計されています。
その為intelの方が主流になってます。
メモリ
メモリの表記はGBで表し、仕事の作業机に例える事が多く、一時的に物を置いとくスペースのイメージです。
作業机が大きければ大きいほど作業が行いやすいです。
メモリの容量は4・8・16・32GBが主流です。
一般的な作業をするなら4GB
イラストを描くのが目的なら8GB・アニメーションの作成や動画編集を目的とするなら16GBは必要です。
ストレージ
メモリに対してデーターを長期的に保存する場所がストレージです。
ストレージには「SSD」メモリタイプと「HDD」ディスクタイプの2種類があります。
ストレージが大きければ保存容量やパソコン動作の処理速度も上がります。
HDD
HDDは円盤型の駆動パーツで構成されており、磁気ヘッドで記憶します。
プラッタを高速回転する事から熱が発生し、熱の発生が元で劣化し寿命が短くなる要因があります。
SSD
SSDは半導体メモリに電気を加える事で記憶します。
半導体メモリの事をフラッシュメモリーと呼び、フラッシュメモリーを構成したものをSSDメモリと呼びます。
つまりUSBメモリやUSBスティックと同じ構造です。
性能 | HDD | SSD |
処理速度 | 遅い | 早い |
保存容量 | 大容量(1TB~6TB) | 少量量(256GB) |
耐久性 | 衝撃に弱い | 衝撃に強い |
寿命 | 短い | 長い |
値段 | 安い | 高い |
以上の観点から、値段を考慮したう上で、HDDは保存容量が大きく、SSDは処理速度が速い事が解ります。
HDDは編集した動画を保存する場所
SSDは動画編集作業
HDDとSSDに作業工程を分け、効率的なデュアルストレージの作業方法が主流です。
GPU
GPUは画像や映像を処理する専門的な部分で、GBが大きいほど性能が良いです。
PCゲームや3DCG等などの動画編集や高度な映像処理を求めない方には優先度が低いです。
RyzenはGPUが内蔵されていないモデルが多く、GPUを持たないCPUの場合は、グラフィックボードを用意すれば解決できます。
それに対してintelは基本的に内蔵GPUが搭載されているものが大半を占めています。
グラフィックボード
グラフィックボードはパソコンの映像処理を補助するパーツです。
基本的にGPUが内蔵しているパソコンならば、YouTubeの動画編集にグラフィックボードは必要ありません。
しかし使用する動画編集ソフトがグラフィックボードに対応している場合は必要なパーツになります。
対応していれば映像処理やエンコードをスムーズに行えます。
有料の動画編集ソフトの「Final Cat Pro」「Premiere Pro」「Adobe Premiere Pro」等はグラフィックボードに対応できます。
しかし無料の動画編集ソフトの多くはグラフィックボードに対応していません。
デスクトップパソコンかノートパソコン
デスクトップパソコンの方が高性能で価格が安い為デスクトップがおススメです。
デスクトップの性能は拡張性が高く、内部スペースが広く冷却性に優れている為です。
価格の面では同じ性能のパソコンでも、デスクトップは10万円に対しノートパソコンは20万以上します。
ノートパソコンの唯一の利点は持ち運び出来る点です。
選ぶポイントは性能か、持ち運び出来るかの2点なので、各々の環境に適したパソコンを選びましょう。
2022目的別おすすめパソコン
代表的な目的別のおすすめのパソコンを紹介します。
一般家庭・学生向けのパソコン