このブログはこんな人におすすめ!
- 阿寒湖を深く楽しみたい徒歩旅愛好者
- アイヌ文化に興味がある歴史好き
- 阿寒の自然とマリモの謎に惹かれる好奇心旺盛な人
- “猫がマリモの居場所を語る”という展開にピンときたあなた
登場人物紹介

- ヒカル(兄):脳筋ポジティブ系旅人。地図を信じず感覚で歩く。名言風の迷言が得意。
- アン(妹):地理も歴史も動植物も強い天才系ツンデレ女子。だいたい怒ってる。
- レオ(猫):天才猫。考古学から水中生物までカバー。必要な時しか喋らないが、言うことは核心的。
序章:雌阿寒岳から始まる歩き旅
ヒカル「アン、ついに下山したぞ!…え?ここから阿寒湖までも歩くの?」
アン「雌阿寒岳の火口は見応えあったけど、まだ終わりじゃない。湖まであと6km。がんばって」
レオ「その先に、君たちが探す“マリモ”の謎がある」
ヒカル「マリモって、湖の中にいるんだよな?」
アン「正確には、“深度2~3m、波の穏やかな場所”に群生してる。観光客からは見えない」
レオ「だがアイヌの伝承には、“マリモは火山の魂が転生した存在”という話がある」
ヒカル「それ、完全に伝説級ポケm…いや、なんでもない
阿寒湖到着!でもマリモが見えない!?

ヒカル「うわー!阿寒湖でっけぇ!!湖畔に来たぞーーー!!…で、どこ?」
アン「…どこ、じゃなくて、マリモはそんな簡単に見つからないの」
レオ「観光客がマリモを見られるのは“阿寒湖畔エコミュージアムセンター”や“まりも観察展示施設”だけだ」
ヒカル「え!?野生のマリモって、拝めないの!?」
アン「しかも天然マリモの保護区は立ち入り禁止。つまり“公式マリモ”は謎のヴェールに包まれてるのよ」
レオ「いわば“見えない国宝”だな」
アイヌコタンで知る、湖と文化の関係

ヒカル「おぉ…なんだこの村!木彫りの家に、独特な文様…すごい文化の匂い」
アン「ここが“阿寒湖アイヌコタン”。日本最大規模のアイヌ文化保存集落よ」
ヒカル「なんかタイムスリップしたみたいだな!」
レオ「ちなみに“コタン”とはアイヌ語で“村”。アイヌは自然の神々に敬意を払い、マリモを“トゥッ”と呼ぶ。魂が宿る球体だ」
ヒカル「マリモ=魂のボール!? ドラg…いや、なんでもない(2回目)」
アン「アイヌシアター“イコロ”では、伝統舞踊や語りが見られる。あの鼓動感…心に残るわ」
レオ「“観光”ではなく“対話”。それがこの村の本質」
おやつタイムと猫のマリモ講義
ヒカル「あ!“マリモようかん”ってなにこれ!?かわいいぃぃ」
アン「食べる直前に“串でプスッ”ってやると中からあんこ。味はふつう、でも楽しい」
レオ「ちなみにマリモが球状になる理由は“湖の水流が回転させるから”」
ヒカル「なんか…マリモって歩かないけど旅してるんだな」
アン「そして私たちは、徒歩でマリモに会いに来たってわけ」
ヒカル「うわ、それなんか泣ける!」
まとめ:歩いてこそ、阿寒湖の“深さ”がわかる
- 雌阿寒岳から阿寒湖までの徒歩旅は、自然と文化のつながりを実感できる
- マリモは湖底で静かに生きる“動かない旅人”
- アイヌ文化の伝承と芸術は、現代人の心に刺さる力がある
- 阿寒湖の魅力は、“見えないもの”にこそある
- 徒歩だからこそ、その“間”を味わえる
エピローグ:湖畔の風、次の旅へ
ヒカル「アン、次どこ行こうか?オンネトー?それとも屈斜路湖?」
アン「…歩き旅、案外悪くないかもって思ってきた」
レオ「次は“音のしない世界”だ。風と火山と、静かな水の場所へ」
ヒカル「OK、マリモには会えなかったけど、たぶん…見えないとこで、こっち見てた気がするよ」
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