【自民党総裁選】もし日本がアメリカのように国民投票で総理を決めたら?

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目次

おすすめポイント

  • 国民投票形式にすることで、「誰が一番国民に支持されるか」を考えられる参加型の思考実験になる。
  • 一般市民目線のヒカルと、知識豊富なアンの掛け合いで 専門的な政治を分かりやすく解説
  • ユニークな会話劇で、政治を堅苦しくなく、エンタメ感覚で学べる

登場人物紹介

  • ヒカル
    普通の一般市民。政治にはそこまで詳しくないが、国民投票で総理を選ぶと聞いて興味津々。視聴者の「素朴な疑問」を代弁する役。
  • アン(ヒカルの妹・ツンデレキャラ)
    政治や社会問題に強い知識を持つ秀才。ツンデレ調でヒカルに鋭くツッコミを入れつつ、分かりやすく解説するガイド役。

第一幕 アメリカはなぜ国民投票で決めるのか?

ヒカル「アン、日本もアメリカみたいに総理を国民投票で決められたら、俺も直接選べるんだよね?なんでアメリカは大統領を国民投票で決めてるんだ?」

アン「アメリカは建国のときから“王様を作らない仕組み”を意識したのよ。だから議会に任せず、国民が直接リーダーを選ぶ形にした。つまり『国の主人公は国民全員』っていう考え方がベースにあるの。」

ヒカル「へぇ!日本だと国会議員が投票して総理を決めるけど、アメリカは“みんなで社長を決める株主総会”みたいなものか。」

アン「そう。アメリカって広すぎて価値観もバラバラだから、“国民全員で選ぶ”プロセスが一番公平だと考えられたの。だから大統領選挙は国民の祭りみたいに盛り上がるのよ。」

ヒカル「なるほど。リーダーを直接決めるってことは、責任も国民に返ってくるんだな。」

アン「その通り。だから国民は『自分が選んだ大統領だから責任も共有する』って意識になるの。」

ヒカル「でも日本ってなんで国民投票で決めないんだ?アメリカ方式のほうがシンプルでいい気がするけど…」

アン「いい質問ね。じゃあ次は“日本が国民投票にしない理由”を考えてみましょう。」

第二幕 国民投票の壁

ヒカル「でもさ、なんで今は国会議員だけで総理を決めてるんだ?」

アン「一番大きい理由は“管理の大変さ”よ。有権者が1億人以上いるから、総理選出の投票・開票・集計をやるのはとてつもなく手間とコストがかかるの。」

ヒカル「なるほど…確かに市長選挙とかでも大変そうだもんな。全国規模ならなおさらか。」

アン「それだけじゃないの。国民投票で人気だけで総理が決まると、政策の実力より宣伝力や知名度が優先されやすい。だから立候補できるのは“国会議員に限定”って形にするのが現実的だと思うの。」

ヒカル「なるほどな」

アン「今は議員が総理を選んでるから“国民の実感”が薄いのよ。そこを変えられるのが国民投票の魅力ね。」

第三幕 費用と価値

ヒカル「でも国民投票って、結局すごくお金かかるんでしょ?」

アン「ええ、確かに費用はかかる。でも“誰がリーダーになるかを国民全員で一度は考える”っていうプロセス自体に価値があるのよ。」

ヒカル「ほう、つまり“お金がかかっても、それほど重要なこと”ってことか。」

アン「そういうこと。リーダー選びは一時的な出費以上に、長期的な価値をもたらす“投資”なのよ。」

第四幕 でも現実は…比較編

ヒカル「国民投票で総理を決められたら、政権交代も現実的になるんじゃない?」

アン「理屈ではそう思えるけど、現実は与党が強いの。」

ヒカル「なんで?」

アン「理由は大きく3つ。まず“地盤”。地方や業界の支持が厚く、票が安定してる。次に“知名度と経験”。長く政権を担ってきた安心感がある。最後は“資金力”。選挙活動の規模が違うの。」

ヒカル「なるほど、与党は盤石なんだな。じゃあ野党は?」

アン「野党は分裂しやすく、候補者も知られていない人が多い。資金も限られているから、どうしても勝ちにくいの。」

ヒカル「つまり“安定の与党”と“不安定な野党”で構図が固まってるわけか。」

アン「そう。でも国民投票には意味があるの。結果が変わらなくても、国民が政策や候補者を比べることで、政治を意識するきっかけになるのよ。」

ヒカル「なるほど……結局、勝つのは与党でも、国民の意識が変わるなら意味があるんだな。」

第五幕 国民全員で決める事に意味がある

ヒカル「結論!日本が国民投票で総理を決めたら、費用はかかる。でも“誰がリーダーになるかを国民全員で一度は考える”っていうプロセス自体に価値がある!」

アン「そして、その経験が国民を“政治を語れる社会”に育てるの。たとえ結果が変わらなくても、意識は確実に変わるのよ。」

ヒカル「つまり…日本が変わる最初の一歩は、国民が『選ぶ』という当たり前を考えを体験することなんだな!」

アン「その通り。政治の行く末を、自分の頭で考えるって、国民一人ひとりの“未来投資”なのよ。」

ヒカル「なるほど……でも、結局与党が勝つんだろ?」

アン「ええ、勝つかもしれない。でも“考えるプロセス”が国民を強くする。次の選挙では、ちょっと違った結果も生まれるかもしれないわ。」

【まとめ:日本が国民投票で総理を決めたら】

国民全員で総理を決めると、結果がどうあれ政治を考える習慣が生まれます。

普段は無関心でも、自分の意見を考え、候補者や政策を比べることは、未来への“脳トレ”みたいなもの。

投票日まで頭が疲れるかもしれませんが、そのプロセス自体が国を変える第一歩。

考える国民が増えれば、長期的には日本の政治も少しずつ動き出すのです。

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