【厳美渓】岩手の絶景渓谷と“空飛ぶ団子”をツンデレ妹と猫と歩く旅行記

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この記事のおすすめポイント

  • 岩手県一関市を流れる磐井川がつくった、約2kmにわたるダイナミックな渓谷。
  • ごつごつした奇岩、滝、深いエメラルドグリーンの水面が織りなす絶景が魅力。
  • 春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々楽しめる。
  • 観光名物は「空飛ぶ団子」こと 郭公(かっこう)だんご。渓谷を挟んで籠に入った団子とお茶がロープでやりとりされる。
  • アクセスはJR一ノ関駅から車で約15分。観光とグルメが同時に楽しめる岩手有数のスポット。

登場人物

  • ヒカル(27歳兄):感動屋でポンコツ気味。すぐに観光地グルメに目がくらむ。
  • アン(14歳妹):ツンデレ博識少女。兄をバカにしながらも案内役をこなす。
  • レオ(猫):哲学的なひと言を挟む天才猫。

厳美渓・到着

ヒカル「おぉぉ!見ろよアン!すげぇ景色だ!岩がゴツゴツしてて、エメラルドグリーンの川が流れてる!」

アン「これが厳美渓(げんびけい)よ。磐井川の流れが長い時間をかけて岩を削って、この奇岩と深い淵をつくったの。国の名勝にも指定されてるのよ。」

ヒカル「へぇ~!自然のパワーってほんとすごいな!俺の筋トレ1週間分なんて全然比べものにならん!」

アン「そんなの当たり前でしょ。比べる対象がおかしいのよ。」

レオ「……時の流れこそ最大の芸術家。」

奇岩と滝を前に

ヒカル「見ろよアン!岩が龍みたいに曲がってる!あっちは滝だ!すごい迫力!」

アン「“白糸の滝”ね。流れる水が白い糸のように見えるからそう呼ばれてるの。厳美渓には大小の滝や甌穴(おうけつ)がたくさんあって、見どころだらけよ。」

ヒカル「甌穴って何だ?」

アン「岩のくぼみに石が入り込んで、長い時間水流で回転しながら削られてできた穴のこと。自然がつくるミステリアスなアートね。」

ヒカル「すげぇ!自然って芸術家だな!」

レオ「……石は踊り、水は歌う。」

厳美渓の空飛ぶ団子・郭公だんご

ヒカル「おぉぉ!あれが名物の“空飛ぶ団子”か!? 向こう岸からカゴが飛んできたぞ!」

アン「正式には“郭公(かっこう)だんご”。渓谷を挟んで、ロープで籠をやりとりして団子とお茶を届けてくれるの。観光の名物よ。」

ヒカル「やべぇ!これ絶対インスタ映えするやつだ!ちょっと注文してみよう!」

(ヒカル、注文料金をカゴに入れて送る)

ヒカル「おぉっ!団子とお茶が返ってきた!すげぇ早業!」

アン「ふふっ……まぁ、こういう仕掛けは面白いわね。団子はみたらし、胡麻、あんこの3種類が基本。素朴な味が人気なのよ。」

ヒカル「うまっ!うまっ!渓谷見ながら食べる団子は最高!」

アン「ほら、口の端にあんこついてるわよ。ほんと子供みたい。」

ヒカル「アンが拭いてくれるのか!?」

アン「誰がやるか!」(顔を赤らめる)

レオ「……団子は人を笑顔にする魔法。」

厳美渓の四季の表情

ヒカル「なぁアン、今は新緑の季節だけど、他の季節はどうなんだ?」

アン「春は桜が咲いて川沿いがピンクに染まるし、秋は紅葉で渓谷全体が燃えるような色になる。冬は雪景色と氷柱が幻想的よ。」

ヒカル「一年中見どころがあるってことか!」

アン「そう。しかも近くには中尊寺や平泉の世界遺産もあるし、観光ルート的にも人気なの。」

ヒカル「さすが岩手観光の王道スポット!」

レオ「……自然は四季で語る物語。」

まとめ

  • 厳美渓は岩手県一関市の渓谷で、奇岩とエメラルドグリーンの川が絶景。
  • 滝や甌穴など自然が生み出す芸術的な景観を楽しめる。
  • 名物「郭公だんご」は渓谷を渡る籠で運ばれる“空飛ぶ団子”。
  • 春の桜、夏の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と四季折々の美しさ。
  • 一関駅からのアクセス良好で、平泉観光と合わせておすすめ。

エンディングトーク

ヒカル「いやぁ~厳美渓、絶景も団子も最高だった!岩手すげぇ!」

アン「まぁ、今回は認めてあげるわ。景色も味も、一度は体験する価値があるもの。」

ヒカル「やった!アンから珍しく素直な高評価!」

アン「ち、違うわよ!厳美渓を褒めてるだけ!勘違いしないで!」

レオ「……渓谷は心を削り、絆を刻む。」

ヒカル「よし、次はどの岩手グルメを攻めようかな!」

アン「ほんと、団子より単純な脳ね……」

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