おすすめポイント
- 岩手県花巻市と遠野市にまたがる標高1,917mの名峰。
- 日本百名山に選ばれ、固有種「ハヤチネウスユキソウ」をはじめ高山植物の宝庫。
- 花崗岩の稜線と岩場歩きがスリル満点。
- 山岳信仰の歴史があり、霊峰として古くから崇められる。
- 登山口から片道3時間半ほどで初心者も挑戦しやすいが達成感は抜群。
登場人物

- ヒカル(27歳兄):ポンコツだけど憎めない陽気な兄。
- アン(14歳妹):ツンデレで博識、兄をバカにしつつも心配する妹。
- レオ(猫):天才猫、重要な場面で核心をつく。
登山口にて
ヒカル「よし!ついに来たぞ!百名山・早池峰山!今日は登頂するぞアン!」
アン「はぁ?お兄ちゃんの体力で大丈夫なの?3時間半は歩くんだからね。途中でヘバったら置いていくわよ?」
ヒカル「な、なんだと!? お兄ちゃんを見くびるな!俺だってやる時はやるんだ!」
レオ「……無理は山に嫌われる。」
ヒカル「おぉレオ!今回は最初から厳しいな!」
岩場の急登

ヒカル「うぉぉ……けっこう急だな、この岩場!足場がゴツゴツしてて登るの大変だ!」
アン「これが花崗岩の山の特徴。滑りやすいから注意して登りなさい。ほんとポンコツなんだから……」
ヒカル「ポンコツ言うな!でも確かにすべる……おっと!」
アン「あ、危ない!……(とっさに手を伸ばす)ほら、だから言ったでしょ!私がいなかったらどうなってると思ってるの!」
ヒカル「アン……やっぱり優しいな!」
アン「ち、違うわよ!お兄ちゃんが転んで登山中止になったら面倒だから助けただけ!」
レオ「……言葉と心は逆さに流れる。」
高山植物との出会い

ヒカル「おぉ!見ろよアン!白い花が咲いてる!かわいいな!」
アン「それはハヤチネウスユキソウ。早池峰山固有の植物よ。ヨーロッパのエーデルワイスに似てるけど、ここでしか見られない貴重な花なの。」
ヒカル「へぇ~!なんかロマンチックだな!アンにぴったりの花だ!」
アン「な、なによ急に!お兄ちゃん、ふざけてるでしょ!」(耳が赤くなる)
ヒカル「本気だって!固有種=唯一無二!アンも俺にとって唯一無二だ!」
アン「~~っ!……ほんとバカ……」
レオ「……山は唯一の花を育て、人は唯一の絆を育む。」
山頂直前の試練
ヒカル「はぁ、はぁ……あと少しで山頂か……!でもキツい……」
アン「ほら、しっかりしなさいよ。あとちょっとなのに弱音吐かないで。」
ヒカル「アンは余裕そうだな……さすが頭脳派だ。」
アン「登山は体力だけじゃなくて、ペース配分と準備が大事なの。お兄ちゃんは勢いだけで突っ走るからバテるのよ。」
ヒカル「ぐぬぬ……図星!」
レオ「……急ぐものは山に拒まれる。」
山頂到着

ヒカル「やったぁぁ!山頂だ!標高1,917m登頂成功!」
アン「ふぅ……岩手の山並みが一望できるわね。北上山地の広がりがすごく綺麗。」
ヒカル「ほんとだ!遠くまで山が続いてる……なんか心が広くなる気がする!」
アン「……まぁ、お兄ちゃんでも登頂できたんだから、今日は褒めてあげるわ。」
ヒカル「アン……!やっぱり優しい!」
アン「ち、ちがっ!今日は特別よ!調子に乗らないで!」
レオ「……山頂は心を映す鏡。」
まとめ
- 早池峰山は岩手県の標高1,917m、日本百名山のひとつ。
- 固有種「ハヤチネウスユキソウ」など高山植物が豊富。
- 花崗岩の岩場を登るスリリングなルート。
- 山岳信仰の歴史があり「霊峰」として親しまれてきた。
- 登山口から片道3時間半ほどで達成感も十分。
- 夏の高山植物シーズンが特におすすめ。
エンディングトーク
ヒカル「早池峰山、最高だったな!花も景色も心に残る!」
アン「……まぁ、今日は頑張ったわね。ポンコツでも、やればできるってことかしら。」
ヒカル「おぉ!褒められた!ツンデレアンからのご褒美だ!」
アン「な、なんでそう解釈するのよ!調子に乗らないで!」
レオ「……登山は心の修行。」
ヒカル「よし!次はどの百名山に挑戦するか決めようぜ!」